タイの現在時刻 --:--:--
RuamThai タイ旅行、まずここから
タイ旅行のベストシーズンはいつ?雨季・乾季と行き先別の選び方
Guide · 気候

タイ旅行のベストシーズンはいつ?雨季・乾季と行き先別の選び方

タイ旅行のベストシーズンは行き先で変わる。雨季・乾季・酷暑期の違いと、アンダマン海側とタイ湾側で雨季が逆になる仕組み、北部の大気汚染、ソンクラーン期の注意点まで。

読了7分 最終更新 2026/9/9

タイの旅行時期を「11月から2月の乾季がベスト」で片づけると、行き先によっては最悪の時期を選ぶことになります。タイは南北に1,600km以上伸びていて、同じ月でも場所によって天気がまるで違うためです。

とくに南部のビーチは、西側と東側で雨季の時期がほぼ逆になります。日本の夏休みにプーケットを選ぶと雨季の真ん中ですが、同じ8月でもサムイなら好天の時期です。

タイには3つの季節がある

タイ国政府観光庁は、タイの季節を乾季・暑季・雨季の3つに分けています。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 内陸部 バンコク・アユタヤ・イサーン 乾季 酷暑期 雨季 乾季 北部 チェンマイ・チェンライ 乾季 大気汚染 雨季 乾季 アンダマン海側・東部のビーチ プーケット・クラビ・パタヤ 乾季 酷暑期 雨季 乾季 タイ湾側のビーチ サムイ・パンガン 雨季 乾季〜小雨 雨季 行くのに適した時期 条件つき 避けたい時期 出典: タイ国政府観光庁(全国の季節区分・パタヤの気候・ビーチのベストシーズン)。北部の大気汚染時期は各種報道
地域別・月別の目安。文字はその月がどういう時期か、色は行くのに適しているかを示しています

乾季(11月〜2月) は雨がほとんど降らず、気温も他の季節より低い、一年で最も過ごしやすい時期です。バンコクの12月は最高32℃、最低22℃程度です。ただし北部の山岳地帯では、深夜から早朝に0℃近くまで下がることがあります。

暑季(3月〜5月) は日差しが強く、一年で最も暑い時期です。とくに4月がピークで、近年は40℃を超える地域も出ています。

雨季(6月〜10月) は一年で最も雨が多い時期ですが、後述の通り一日中降り続くわけではありません。

タイの年間平均気温は約29℃です。バンコクの気温は年間で22℃から35℃の範囲に収まり、日本のような冬はありません。

行き先で「適した時期」が変わる

タイ国政府観光庁は、ビーチリゾートについて「アンダマン海側と東部」と「タイ湾側」でベストシーズンが異なると明記しています。モンスーンの向きが違うためです。

アンダマン海 タイ湾 バンコク チェンマイ アンダマン海側 プーケット・クラビ 雨季のピーク 5〜10月 タイ湾側 サムイ・パンガン 雨季のピーク 10〜12月
アンダマン海側とタイ湾側の位置関係。雨季のピークがほぼ逆になります

アンダマン海側(プーケット・クラビ)は5月から10月が雨季のピークです。東部のパタヤも同じ傾向で、乾期11月〜3月、暑期4月〜5月、グリーンシーズン6月〜10月と区分されています。

タイ湾側(サムイ・パンガン)は10月から12月が雨季のピークです。天気が良く波も穏やかなのは2月から6月で、7月から9月も夕方に1時間程度のスコールが降る程度です。

この違いが実際の判断を変えます。年末年始はプーケットが乾季で最適な一方、サムイは雨季のピークです。逆に日本の夏休みの時期は、プーケットが雨季でサムイが好天という関係になります。ビーチが目的なら、行く月から行き先を決めるほうが失敗しません。

雨季は「一日中雨」ではない

雨季を避けるべき時期と考える必要はありません。タイの雨季は日本の梅雨とは降り方が違い、一日中降り続くことは少なく、1日あたり1〜2時間程度の激しいスコールが降ります。雨が上がった後は涼しくなります。

雨季のスコールは短時間に激しく降る。多くは1〜2時間で上がる
雨季のスコールは短時間に激しく降る。多くは1〜2時間で上がる

雨季には利点もあります。航空券と宿の価格が下がり、観光地の混雑も乾季より穏やかです。屋内の見どころを組み合わせ、午後のスコールの時間帯を空けておく計画にすれば、十分に成立します。

一方で、雨季に向かないのは離島へのボート移動を含む日程です。海が荒れると欠航することがあり、予定が崩れやすくなります。

北部は2月から5月の大気汚染に注意

チェンマイなど北部では、周辺の山間地域で行われる野焼きの影響で、毎年2月ごろから5月ごろにかけて大気汚染が深刻化します。3月と4月がとくに悪く、世界でも有数の大気汚染レベルになる日があります。悪化と終息の時期は年によって前後しますが、時期を選べるなら2月後半から5月初旬は避けるほうが無難です。

北部を訪れるなら11月から1月が最も条件が良い時期です。渡航前に当日の状況を見るなら、タイ公害管理局が運営するAir4Thaiで観測局ごとの実測値を確認できます。なおトップページに表示しているPM2.5はバンコクの値で、北部の状況とは大きく異なることがあります。

4月中旬のソンクラーンは事前に判断する

タイ正月のソンクラーンは、法定祝日としては4月13日から15日が政府によって定められています。ただし水をかけ合うイベントの期間は、この3日間と一致するとは限りません。地域や年によって前後し、バンコクで4月11日から始まった年や、パタヤでフィナーレが4月19日に行われた年があります。振替休日が加わる年もあります。行く年の日程は事前に確認してください。

ソンクラーン前のパタヤ。水鉄砲を売る露店が通りに並ぶ
ソンクラーン前のパタヤ。水鉄砲を売る露店が通りに並ぶ

旅行の実務としては注意が必要です。祝日を挟むおおむね1週間は国内の交通と宿泊施設が混み合い、商店やオフィスも休むため、普段賑わっている場所が閑散とすることもあります。交通事故も増える時期で、2026年のバンコクでは期間中の事故死者20人のうち約85%がバイク関連でした。

祭りに参加したいなら狙って行く価値がありますが、静かに観光したい場合はこの週を外すほうが快適です。

月ごとのベストシーズンの選び方

初めての渡航で時期を自由に選べるなら、11月から2月を選べば大きく外しません。バンコクもアンダマン海側のビーチも条件が良い時期です。北部を組み込むなら、大気汚染の始まる2月より前、11月から1月までにしてください。

行く月が先に決まっている場合は、その月に合う行き先を選びます。6月から9月ならタイ湾側のビーチ、3月から4月なら北部を避けて南部か内陸部、年末年始ならプーケット側かバンコク・チェンマイ、という組み合わせになります。

出典:

次に読むなら