
中心部・ナイトマーケット周辺
ペッカセーム通りとデチャヌチット通りの交差点付近に、夜になると車両が締め出されて屋台が並ぶホアヒン・ナイトマーケットがあります。近くには、1926年に建てられ、7つの湾曲した屋根が特徴のチャッチャイ市場があり、生鮮食品や土産物が並びます。
エリア・見どころ・交通・バンコクからの行き方



ホアヒンは、バンコクの南西約200km、タイ湾を挟んでパタヤの対岸にあるプラチュアップキリカン県のビーチリゾートです。1911年にバンコクからマレー半島へ向かう鉄道が開通すると、欧米人が保養に訪れるようになりました。その後ビーチ沿いに王室の離宮や別荘が次々と建てられ、王室の保養地として発展してきました。
旅行者にとってのホアヒンは、海岸に沿って南北に延びる街です。中心部のナイトマーケットと鉄道のホアヒン駅のすぐ東に、白砂のホアヒン・ビーチが南へ約5km続き、その南端に「モンキー・マウンテン」と呼ばれるカオタキアップの山があります。さらに南にはカオタオやプランブリー、カオサムローイヨート国立公園が、北には隣のペッチャブリー県のチャアムがあります。
日本からの直行便はなく、スワンナプーム空港から直行バスで約4時間、クルンテープ・アピワット中央駅から特急などで約3〜4時間。中心部とビーチ沿いを拠点に、郊外の自然や離宮へ足を延ばす街です。
このページでは、バンコクからの行き方と街の構造を押さえたうえで、エリアごとの特徴と定番の見どころを順に紹介します。
ホアヒンの年間平均気温は約28℃で、一年を通じて暖かい気候です。季節は大きく3つに分かれます。
ホアヒンで雨が最も多いのは10月です。 1991〜2020年の平年値では、10月の降水量が約250mmと一年で最も多くなります。5〜8月の月降水量は67〜96mmで、同じ5〜8月に月183〜215mm降るバンコクより少なめです。行き先ごとに適した時期の違いは、タイ旅行のベストシーズンで解説しています。
季節を問わず、ビーチに赤旗が出ているときは遊泳禁止です。
日本からホアヒンへの直行便はありません。バンコクのスワンナプーム国際空港(BKK)かドンムアン国際空港(DMK)に着き、陸路で向かうのが基本です。 スワンナプーム空港からは、車で約3時間です。
分かりやすいのは、スワンナプーム空港から出ているホアヒン行きの直行バスです。バンコク市内からは、運輸公社(ボーコーソー)の長距離バスか鉄道で向かいます。ホアヒン市街の北にはホアヒン空港(HHQ)もありますが、定期便はチェンマイ線だけです。
空港直行バス が、乗り換えなしで着ける手段です。運行会社は Roong Reuang Coach で、乗り場はターミナル1階の8番出入口付近です。終点はホアヒン空港の近く、ペッカセーム通り沿いのホアヒン・バスターミナルで、所要は約4時間です。途中、チャアムでも降りられます。
タクシーで直接向かう場合は、ターミナル1階の公式のタクシー乗り場から乗ります。高速道路の料金は乗客の負担です。 長距離のため、料金は乗る前に確認してください。
ドンムアン空港からは、運輸公社のホアヒン行き直行バスが出ています。バスはバンコク市内のモーチット2(北バスターミナル)と南バスターミナルを経由し、チャアムを通ってホアヒンに着きます。乗車券のカウンターは、第1ターミナル1階のゲート1と第2ターミナル1階のゲート11にあり、乗り場はサービスホール棟です。
便数が1日2便と少ないため、到着時刻と合わない場合は、バンコク市内に出て、下の「バンコク市内から」の長距離バスか鉄道で向かいます。 バスの運賃と時刻は、乗る前に空港の案内で確認してください。
列車は時間帯によって本数に偏りがあります。出発前にSRTの時刻表で乗車駅と時刻を確認してください。
ホアヒン市街の北にあるホアヒン空港(HHQ)の定期便は、タイ・エアアジアのチェンマイ線だけです。国際線や、バンコクからの便はありません。タイ北部のチェンマイから直接入る場合にだけ選択肢になります。 運航日は時期によって変わるため、予約時に確認してください。
パタヤとの間は、Roong Reuang Coach の直通バスがパタヤとホアヒンのバスターミナルを結んでいて、所要は約5時間です。
ホアヒン市内の主要エリアは、乗合トラック「ソンテウ」で結ばれています。 中心部とビーチ沿い、カオタキアップの間の移動に使えます。
荷台に向かい合わせのベンチを付けた乗合のピックアップトラックです。ナイトマーケットとカオタキアップの間など、主要エリアを結ぶ系統が走っています。運賃は距離によって変わります。
ソンテウのほか、トゥクトゥクやバイクタクシーを時間単位などで借りられます。料金は交渉で決まるため、乗る前に確認してください。
Grabの対応地域にホアヒンが含まれています。行き先と料金を乗る前にアプリ上で確認できます。
運賃は改定されることがあるため、このページには載せていません。乗車の際は現地で確認してください。
ホアヒンの見どころは、海岸に沿って南北に並んでいます。各エリアには、位置の目安を示しています。カオタオ・スアンソンから南のエリアと北のチャアムは中心部から離れていて、ホアヒン駅からの直線距離は、南のスアンソン・ビーチが約8km、プランブリー森林公園が約17km、北のチャアム・ビーチが約25kmです。

ペッカセーム通りとデチャヌチット通りの交差点付近に、夜になると車両が締め出されて屋台が並ぶホアヒン・ナイトマーケットがあります。近くには、1926年に建てられ、7つの湾曲した屋根が特徴のチャッチャイ市場があり、生鮮食品や土産物が並びます。

ラーマ6世の治世に建てられた駅舎と、王室専用の待合室が残る一帯です。2023年12月には、高架の新しい駅舎が開業しました。鉄道でバンコクと行き来する旅の起点になるエリアです。

中心部の東から南へ約5km続く白砂のビーチです。エンジン音のするマリンスポーツが禁止されていて、海辺での乗馬が名物です。ビーチ沿いには高級ホテルが並び、中心部の北には、ラーマ7世が建てたスペイン風の離宮、クライカンウォン宮殿があります。

ホアヒン・ビーチの南端にある海沿いの小高い山で、たくさんの野生の猿が暮らすことから「モンキー・マウンテン」と呼ばれます。山には寺院と立仏像があり、ふもとの小さな漁港の周りには、獲れたての魚介を出すレストランが並びます。

カオタキアップのさらに南にある、松林のビーチと貯水池のエリアです。スアンソン・プラディパットは松林に囲まれ、週末には地元の人が集まるビーチです。カオタオには、東屋が浮かぶ貯水池と、黄金のカメを祀る洞窟寺院ワット・タム・カオタオがあります。

ホアヒンのすぐ北、ペッチャブリー県にあるビーチリゾートです。白い砂浜が南北に24km続き、浜沿いに高級ホテルやタイ・スタイルのコテージが建ち並びます。ホアヒンとチャアムの中間の海辺には、ラーマ6世の離宮マルカッタイヤワン宮殿があります。

ホアヒンの南にある、約7km続くビーチとマングローブ林のエリアです。ホアヒンやチャアムほど混み合っていません。プランブリー森林公園には、マングローブ林の中を歩ける約1,000mの木道と、林を船で巡るための小さな桟橋があります。

ホアヒンの南にある国立公園で、熱帯樹林に覆われた300もの石灰岩の山々が連なり、野鳥やサルなどの野生動物が暮らします。洞窟の中に建つ宮殿で知られるプラヤーナコーン洞窟も、この公園の中にあります。
ホアヒンの滞在は、中心部の近くか、ビーチ沿いか、駅の近くかで過ごし方が変わります。RuamThai Hotelでは、ホアヒン・ビーチやカオタキアップ、ホアヒン駅、ナイトマーケット、チャアム・ビーチなど、ホアヒンとチャアムの14カ所の拠点ごとに、そこから近い順にホテルを地図と一覧で探せます。
泊まるエリアが決まっていない場合は、上の「エリアの特徴」で見当をつけてから、そのエリアの目印を選ぶと絞り込みやすくなります。
営業時間と入場料は変わることがあるため、このページには載せていません。寺院には服装の決まりがあり、基準はタイの寺院の服装とマナーにまとめています。

ホアヒン駅(Hua Hin Railway Station) は、ラーマ6世の治世に建てられた駅で、タイで最も美しい駅とも称されます。ホームには、赤とクリーム色が目を引く王室専用の待合室が残ります。待合室の建物は、ナコーンパトム県のサナームチャン宮殿から移築されたものです。構内には、第二次世界大戦前にタイで走っていた蒸気機関車も保管されています。

マルカッタイヤワン宮殿(Maruekhathaiyawan Palace) は、1923年にラーマ6世の命で建てられた海辺の離宮で、「愛と希望の宮殿」とも呼ばれます。上質のチーク材を使った高床式の建物を長い渡り廊下が結び、回廊は海辺まで続いています。一部は博物館として公開され、アンティークの家具や陶磁器などが展示されています。

カオタキアップ(Khao Takiap) は、ホアヒン・ビーチの南端にそびえる小高い山です。山には寺院ワット・カオタキアップがあり、立仏像や観音像が祀られています。丘からはホアヒンの街とタイ湾を一望できます。野生の猿が多く、「モンキー・マウンテン」とも呼ばれます。

プラヤーナコーン洞窟(Tham Phraya Nakhon) は、カオサムローイヨート国立公園の名所の一つです。洞窟の中には、ラーマ5世の来訪を記念して建てられたクーハーカルハット宮殿が建ち、午前中の短い時間には宮殿に光が差し込みます。洞窟へは、ワット・バンプーから山道を歩くか、船でレームサラー・ビーチへ渡ってから山道を登ります。

ワット・フアイモンコン(Wat Huay Mongkol) は、タイで敬愛される高僧ルアンプー・トゥアットの巨大な像で知られる寺院です。像は高さ約11.5m、座幅約9.9mで、タイ国内でも最大級です。境内には3つの頭を持つエラワン象の像があり、その下をくぐると願い事が叶うといわれます。ホアヒン駅からはソンテウで約40分です。

シカダ・マーケット(Cicada Market) は、カオタキアップ方面にある、金曜から日曜の夕方から夜に開くマーケットです。手作りの雑貨や服、土産物の店に屋台料理が加わり、敷地内の野外劇場では、ストリートパフォーマーのショーも披露されます。
カオサムローイヨート国立公園やプランブリーなど、郊外の見どころは中心部から離れています。移動と案内がまとまった現地ツアーや、車の貸し切りを使うと、限られた日程でも回りやすくなります。
カオサムローイヨート国立公園とプラヤーナコーン洞窟へは、ホアヒンから車で1〜1.5時間ほどです。洞窟までは山道を歩くため、歩きやすい靴と服装で出かけてください。
プランブリー森林公園では、マングローブ林の中の木道を歩いたり、小さな桟橋から船で林を巡ったりできます。


ホアヒンでRuamThai Exchangeに掲載しているのは、トゥエルブ ビクトリーの1社です。ホアヒン内の5支店について、全店共通のレートを公表しています。RuamThai Exchangeでは、このレートをリアルタイムで確認できます。