パタヤ は、バンコク から南東へ約160km、タイ 湾に面したチョンブリー 県のビーチリゾート です。もとは小さな漁村でしたが、1960年代にリゾート として整備が始まり、以来半世紀以上にわたって世界中から旅行者を集めてきました。バンコク から車で2時間ほどと近く、首都と組み合わせて「バンコク +パタヤ 」で回る旅程が定番です。
旅行者にとってのパタヤ は、南北約4kmのパタヤ ・ビーチ を軸に、性格の違う地区が縦に並んだ街です。北のナクルア ・ウォンアマット は静かな高級リゾート 、中央のビーチロード 沿いはホテル と商業施設が集まる中心部、南端のウォーキングスト リート は夜の繁華街。丘を挟んだ南のジョムティエン は、家族連れにも向く落ち着いたビーチ です。沖には日帰りで行けるラン 島が浮かんでいます。
鉄道はなく、市内の移動は乗合トラック 「ソンテウ 」が中心。どのビーチ の近くに泊まるかで、滞在の印象も移動のしやすさも大きく変わる街です。
このページ では、日本からの行き方と街の構造を押さえたうえで、エリア ごとの特徴と定番の見どころを順に紹介します。
地図データ: © OpenStreetMap contributors パタヤ の年間平均気温は約28〜29℃で、日本のような冬はありません。季節は大きく3つに分かれます。
乾季(11月〜2月)
雨が少なく晴天が続く、一年で最も過ごしやすい時期。海も穏やかで、ビーチ とラン 島に最も向いています
暑季(3月〜5月)
日差しが強く、一年で最も暑い時期。4月中旬のソンクラーン (タイ 正月)には、街全体で水かけが行われます
雨季(6月〜10月)
一年で最も雨が多い時期。ただし一日中降り続くことは少なく、1〜2時間ほどの激しいスコール が降る降り方です。海が荒れる日には、離島への船が欠航することがあります
どの季節でも日差しは強く、ビーチ では日焼け対策が欠かせません。行き先ごとに適した時期の違いは、タイ 旅行のベストシーズン で解説しています。
玄関口はバンコク の空港。パタヤ 側の空港は国内線のみ 日本からパタヤ へ向かう場合、まずバンコク の空港に着き、そこから陸路で約2時間かけて移動するのが基本です。 パタヤ に最も近いウタパオ 空港(UTP)は、現在は国内線のみの運航で、日本からの直行便も国際線もありません。
スワンナプーム 国際空港(Suvarnabhumi Airport/BKK)日本からのフルサービス の航空会社の多くが使う国の主要な国際空港です。パタヤ への直行バス が空港から出ていて、日本からの旅行者にとって最も分かりやすい経路です。
ドンムアン 国際空港(Don Mueang International Airport/DMK)格安航空会社(LCC)の便が多い空港です。運輸公社(Transport Co., Ltd./บขส.)のパタヤ 行き直行バス が空港から出ているほか、タクシー ・配車アプリ で直接向かうこともできます。
ウタパオ ・ラヨーン ・パタヤ 国際空港(U-Tapao Airport/UTP)パタヤ の中心から南へ約50km、ラヨーン 県にある海軍と共用の空港です。プーケット やサムイ 島との国内線が中心で、タイ 国内の別の都市からパタヤ へ直接入る場合にだけ選択肢になります。
空港直行バス が、荷物があっても乗り換えなしで着ける確実な手段です。運行会社は Roong Reuang Coach で、乗り場はターミナル 1階(到着階)の公共エリア にあり、パタヤ の北側にあるバスターミナル (パタヤ 運輸ステーション )まで約2時間です。ホテル の前まで送り届けるドア ・ツー ・ドア のプラン も用意されています。同じ1階には、パタヤ のホテル までの送迎を組み合わせた Bell Travel Service のカウンター もあります。
バスターミナル から宿へターミナル の前からソンテウ やタクシー に乗ります。ジョムティエン まで行く便もあります便数 日中はおおむね1〜1.5時間間隔です。深夜・早朝に着く便では運行していない時間帯があるため、到着時刻に合わせて確認してください タクシー は、ターミナル 1階の公式の乗り場から乗ります。空港からパタヤ までは高速道路(モーターウェイ 7号線)を使って約1時間半〜2時間です。運賃とは別に、空港のサーチャージ と高速道路の料金がかかります。 3〜4人のグループ なら、バス より時間を選ばずに移動できます。
配車アプリ のGrabは、ターミナル 1階に乗り場が設けられています。長距離のため、乗車前にアプリ 上で料金が確定するのが利点です。このほか、ホテル が手配する送迎車や、予約制の乗合送迎もあります。
空港直行バス は、運輸公社(Transport Co., Ltd./บขส.)が運行しています。ドンムアン 空港の公式交通案内には「6:30〜17:30、4時間ごと」と掲載されています(2026-10-03確認)。
乗車券の売り場 ターミナル 1(国際線)の1階ゲート 1、またはターミナル 2(国内線)の1階ゲート 11のカウンター です乗り場 1階のサービスホール (Service Hall)棟です 確認すること 運賃・正確な発車時刻・パタヤ での降車場所は公式ページ に時刻表や地図がないため、カウンター で買う際に確認してください。運賃は改定されることがあるため、このページ には載せていません 直行バス のほかに、次の2つの手段があります。
タクシー ・配車アプリ 空港内の公式のタクシー 乗り場(ターミナル 1はゲート 8の隣、ターミナル 2はゲート 15の隣)か、Grabを使って直接向かいます。バンコク 市内を抜けるため、スワンナプーム からより時間がかかり、渋滞の影響も受けます モーチット 経由のバス 空港の A1 バス でモーチット へ出て、そこからパタヤ 行きのバス に乗り換えます。乗り換えが1回あり、パタヤ 行きの便数はエカマイ やスワンナプーム より少なめです 国内線でウタパオ に着いた場合、パタヤ の中心までは車で1時間弱です。空港には公式のタクシー ・リムジン のカウンター があり、配車アプリ も使えます。鉄道や路線バス の接続は実用的ではないため、車での移動が前提です。 空港からの乗り合いの送迎は、到着便に合わせてホテル や予約サイト で手配しておくと確実です。
客引きの車には乗らず、公式のタクシー 乗り場か配車アプリ 、バス を選んでください。
バンコク 市内からバンコク に滞在してからパタヤ へ移る場合は、市内のバスターミナル から出る長距離バス が一般的です。
エカマイ (東バスターミナル ) : BTSエカマイ 駅の目の前にあり、パタヤ 行きは日中15分前後の間隔で発車します。所要は約2〜2.5時間で、パタヤ の北側のバスターミナル に着きますモーチット (北バスターミナル ) : パタヤ 行きの便もありますが、エカマイ より本数が少なめです鉄道 : クルンテープ ・アピワット 中央駅から、パタヤ 駅まで在来線の列車が1日1〜2往復あります。所要は約3.5時間で、朝にバンコク を出て午後にパタヤ を出る時刻に限られます。パタヤ 駅は中心部から離れているため、旅程に余裕がある人向けの手段ですバンコク 市内の移動と空港の使い分けは、タイ 国内の移動手段と所要時間 で扱っています。
市内の主な交通手段 パタヤ には鉄道がなく、市内の移動は「ソンテウ 」と呼ばれる乗合トラック が基本です。 距離が短く道も分かりやすいので、仕組みさえ覚えれば初めてでも使えます。
ソンテウ (バーツバス )荷台に向かい合わせのベンチ を付けた乗合のピックアップトラ ック です。パタヤ では「バーツバス 」とも呼ばれます。
ビーチロード とセカンドロード の循環パタヤ 中心部の幹線であるビーチロード (海沿い・南行き一方通行)とセカンドロード (1本内側・北行き一方通行)を、ノースパタヤ からウォーキングスト リート の入口まで一定の経路で回っています。決まった停留所はなく、走ってくる車を手で止めて荷台に乗り、降りたい場所でブザー を押します
ジョムティエン へサウスパタヤ の南端(ウォーキングスト リート 入口付近)から、タッププラヤー 通りを経てジョムティエン ・ビーチ 沿いを走る系統があります
貸し切り 乗客がいないソンテウ を止めて行き先を告げると、貸し切り扱いになります。乗る前に必ず料金を確認してください
バイクタクシー 幹線から外れた宿や、渋滞時の短距離の移動に向きます。ドライバー は番号入りのベスト を着ていて、料金は乗る前の交渉で決まります。
タクシー と配車アプリ 使えます。
タクシー パタヤ のタクシー は、メーター を使わず定額を言われることが多いのが実情です。乗る前に料金を確認してください
配車アプリ (Grab・Bolt) 料金がアプリ 上で確定するため、交渉の手間がありません。ホテル や空港への長距離の移動でも使えます
徒歩 回れる範囲も広く、パタヤ ・ビーチ 沿いは端から端まで歩いて1時間ほどです。ただし日中は日差しが強いため、長い距離はソンテウ と組み合わせるのが現実的です。
運賃は改定されることがあるため、このページ には載せていません。乗車の際は現地で確認してください。
パタヤ の見どころは、パタヤ ・ビーチ を軸に北から南へ並ぶエリア と、その1本内側のエリア に分かれています。各エリア には、目安になるビーチ を示しています。
エリア
ノースパタヤ ・ナクルア (ウォンアマット )パタヤ ・ビーチ の北に続く、街で最も静かなエリア です。ウォンアマット ・ビーチ 沿いには大型のリゾートホテル が並び、少し北のナクルア には地元の魚市場と、木造の巨大建築サンクチュアリー ・オブ ・トゥルース があります。街の中心へは、ノースパタヤ 通りにある商業施設ターミナル 21パタヤ を目印に、ソンテウ で数分です。
エリア
セントラルパタヤ (ビーチロード ・セカンドロード )パタヤ ・ビーチ の中央に面した、街の中心部です。海沿いのビーチロード にはホテル とレストラン が連なり、1本内側のセカンドロード には大型のショッピングモー ルが建ちます。ソンテウ の循環路線はこの2本の通りを回っているので、初めてのパタヤ で移動に迷いたくない人は、この中央部に泊まると動きやすくなります。
エリア
サウスパタヤ (ウォーキングスト リート 周辺)パタヤ ・ビーチ の南端から丘の手前までの一帯です。海沿いに延びるウォーキングスト リート は夜になると歩行者天国になり、バー やクラブ 、シーフードレスト ラン が並ぶパタヤ で最も夜がにぎやかな通りです。通りの南端には、ラン 島行きの船が出るバリハイ 桟橋があります。夜のにぎわいを楽しみたい人には便利ですが、静かに過ごしたい人や家族連れは、少し離れたエリア を選ぶほうが快適です。
エリア
ソイ ・ブアカオ セカンドロード とサードロード の間を南北に走る通りで、セントラルパタヤ 通りとサウスパタヤ 通りを結んでいます。海から1本奥に入るぶん宿泊費が抑えられ、中規模のホテル やゲストハウス 、屋台からレストラン まで飲食店が密集し、夜市のツリータウン もこの通り沿いです。ビーチ までは歩いて10〜15分、長めの滞在や、宿泊費を抑えて食べ歩きを楽しみたい人に向くエリア です。
エリア
プラタムナック パタヤ ・ビーチ とジョムティエン の間にある丘の一帯です。丘の上にはビッグブッダ で知られるワット ・プラヤイ と、パタヤ 湾を見渡す展望台があり、斜面にはコンドミニアム と中規模のホテル が点在します。小さな入り江のビーチ が点在し、街のにぎわいから少し離れて過ごしたい人に向くエリア です。 中心部へはソンテウ やバイクタクシー で丘を下ります。
エリア
ジョムティエン パタヤ ・ビーチ の南、丘を越えた先に南北約6kmにわたって続くビーチ です。パタヤ ・ビーチ より落ち着いた雰囲気で、ホテル とコンドミニアム がビーチ 沿いに並び、ウインドサーフィ ンなどのマリンスポーツ が盛んです。家族連れや長期滞在の人に人気があります。中心部へはソンテウ で15分ほどです。
ビーチ や見どころの近くでホテル を探すパタヤ の滞在は、どのビーチ に近いかで過ごし方が大きく変わります。RuamThai Hotel では、ジョムティエン やウォーキングスト リート 、ラン 島などパタヤ の拠点ごとに、そこから近い順にホテル を地図と一覧で探せます。
泊まるエリア が決まっていない場合は、上の「エリア の特徴」で見当をつけてから、そのエリア のビーチ や目印を選ぶと絞り込みやすくなります。
営業時間と入場料は変わることがあるため、このページ には載せていません。寺院には服装の決まりがあり、基準はタイ の寺院の服装とマナー にまとめています。
見どころ
サンクチュアリー ・オブ ・トゥルース サンクチュアリー ・オブ ・トゥルース (The Sanctuary of Truth) は、ナクルア の海辺に建つ、高さ・幅とも約100mの木造建築です。1981年に着工し、いまも建設が続いています。金属の釘を使わずに組まれた建物の内外は、仏教とヒンドゥー 教の神話を題材にした木彫りで隙間なく覆われています。見学はガイド 付きのツアー 形式で、日本語ガイド の回も設けられています。
エリア ノースパタヤ ・ナクルア (ウォンアマット )
見どころ
ワット ・プラヤイ (ビッグブッダ )ワット ・プラヤイ (Wat Phra Yai) は、プラタムナック の丘の上にある寺院で、高さ約18mの黄金の坐像「ビッグブッダ 」で知られます。像は1977年に建立されたもので、ナーガ (蛇神)の手すりが付いた階段を上ると、パタヤ 湾を見渡せます。近くの展望台とあわせて回るのが定番です。
エリア プラタムナック
見どころ
ラン 島ラン 島(Ko Lan) は、パタヤ の沖合約7.5kmに浮かぶ、珊瑚礁に囲まれた小島です。北部のターウェーン ・ビーチ をはじめ、パタヤ 本土よりも透明度の高い海で泳げます。バリハイ 桟橋から定期船で渡り、日帰りで戻るのが一般的です。島内の移動はソンテウ やレンタルバイク になります。雨季は海が荒れて欠航することがあるので、当日の運航を確認してから桟橋へ向かってください。
エリア サウスパタヤ (バリハイ 桟橋から船)
見どころ
ノンヌット ・トロピカルガーデ ンノンヌット ・トロピカルガーデ ン(Nong Nooch Tropical Garden) は、パタヤ の中心から南へ約15kmにある広大な植物園です。ラン 園やサボテン 園、フランス 式・イタリア 式の庭園など30を超えるテーマ 別の庭園が点在し、実物大の恐竜像が並ぶ「恐竜の谷」や、タイ 舞踊と象のショー も見られます。園内はバス や自転車で回ります。市内からの公共交通は不便なので、タクシー か現地ツアー で訪れるのが一般的です。
エリア パタヤ 郊外(南)
見どころ
ウォーキングスト リート ウォーキングスト リート (Walking Street) は、サウスパタヤ の海沿いに約1km続く、パタヤ を代表する繁華街です。夜になると車両が締め出されて歩行者天国になり、バー やクラブ 、シーフードレスト ラン のネオン が並びます。昼間は静かで、南端のバリハイ 桟橋へ抜ける通り道になります。
エリア サウスパタヤ (ウォーキングスト リート 周辺)
見どころ
ターミナル 21パタヤ ターミナル 21パタヤ (Terminal 21 Pattaya) は、ノースパタヤ 通りとセカンドロード の交差点に建つ大型のショッピングモー ルです。空港ターミナル を模した館内は、フロア ごとにロンドン やパリ 、東京などの街並みを再現した内装になっていて、飲食店と土産物のフロア も充実しています。ソンテウ の循環路線が折り返す北端の近くにあり、待ち合わせや雨宿りの目印にもなります。
エリア ノースパタヤ ・ナクルア (ウォンアマット )
現地ツアー で回る ソンテウ で回れる中心部とは違い、郊外の見どころは公共交通だけで行くと不便です。移動と案内がまとまった現地ツアー を使うと、限られた日程でも効率よく回れます。
カオ ・チーチャン (仏像山)とワット ・ヤーンサンワララ ーム は、パタヤ の中心から南へ約15kmの郊外にある2つの見どころです。カオ ・チーチャン は、石灰岩の山肌に高さ約109mの仏像をレーザー で刻み、金で縁取ったもので、1996年にプミポン 前国王の即位50周年を記念して造られました。隣接するワット ・ヤーンサンワララ ーム は、前国王ゆかりの王室寺院で、静かな境内が広がります。ノンヌット ・トロピカルガーデ ンと近いため、3か所をまとめて回る半日〜1日のツアー が定番です。
パタヤ 水上マーケット は、中心部から車で約20分の場所に、かつてのタイ の水上生活を再現した観光施設です。水上に建つタイ 建築の家々の間を小舟で回り、土産物やローカルフード の店をめぐれます。バンコク 郊外の水上マーケット まで足を延ばせない日程でも、パタヤ 滞在中に雰囲気を味わえます。
ラン 島 へも、船と島内の移動、昼食がまとまったツアー があります。定期船で自分で渡るより自由度は下がりますが、桟橋での乗り場探しや帰りの便の心配がなく、シュノーケリング などのアクティビティ も組み込まれています。
石灰岩の山肌に刻まれたカオ・チーチャンの仏像 パタヤ水上マーケットの小舟と店 パタヤ の両替所は中心部に集まっていて、同じ日でも両替所ごとにレート が違います。RuamThai Exchange では、パタヤ の両替所のレート を比較して、その時点で有利な両替所を探せます。